『 風に舞う、木蓮の頃 』      ■ 縦 32.6p、横 21.3p
春に木蓮の花たちに会い、なんとなく花言葉を調べてみたら

「自然への愛」「崇高」「持続性」とありました。

お恥ずかしいことですが、それをこの歳になって初めて知りました。

『季節のお花詩』を描き続けろと教えられたようで、久しぶりに紙を貼り、筆を取りました。

風を描きたかったのです。昔、風の子として、男の子の姿をした〔 ひゅうどん〕を描きましたが、

もっとちがう表現で、風を現さなくてはいけないと思いました。

「私達を描け!」と風たちのささやきが心の中に何度も響くのでした。

見えない風の姿をさがしているうちに、木蓮の花たちはもうとっくに地面に帰ってしまいました。

遅くなってしまいましたが、新作です。
                                    〈2016.5.27〉
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